壷の洞窟

不思議のダンジョンシリーズ史上最高の淡白さを誇る「壷の洞窟」の攻略です。

T、攻略必須アイテムU、出現するモンスターV、テクニックW、注意事項X、フロア別出現罠Y、階層別攻略
Z、特殊構造フロア別攻略

壷の洞窟は、シレンがレベルアップせず、剣や盾が入手できないので、モンスターからは逃げるしかないという特殊なダンジョンです。このように書くと、敷居が高いダンジョンのように思われがちですが、レベルアップやアイテム集めをする必要が無い(する余裕が無い)ので、冒険に失敗しても(プレーヤーに)ダメージが残らない、気楽に何度でも挑戦できるダンジョンともいえます。ちなみに、罠道は冒険に失敗するとしばらく立ち直れません・・・・。
システム面では、救助システムも利用できなければ、番付すら存在しない、非常にストイックなダンジョンです。最初のイベント以来、このダンジョンに挑戦していない人も多いと思います。しかし、シレン好きならクリアしておきたいですね。

T、攻略必須アイテム
アイテム名 備考
透視の腕輪 本当の攻略は、透視の腕輪を入手してから始まります。1〜3階の間で透視の腕輪が入手できなければ、リセットしてやり直す方がいいです。冒険中は、基本的にこれを装備して、マップで敵の位置を確認しながら探索します。
よく見えの腕輪 部屋に存在する罠が確認できます。部屋に入ったとき、一瞬だけ装備して罠の位置を確認するといいでしょう。また、次のフロアへ進むとき、この腕輪を装備しておけば、近くにモンスターがいた場合に、罠を踏まずに対処できます。
通過の腕輪 水脈上を移動できます。これにより、水脈がほぼ安全地帯となります。水脈上でこの腕輪を外せば、フロア内の別の部屋へワープできます。しかし、壷の洞窟では、安易なワープは危険なのであまり使わない方がいいです。
おにぎり 満腹度を回復させます。壷の洞窟ではあまり手に入らないので、拾ったらすぐに食べることになると思います。もし、たくさん拾ったとしても、持ち歩くのは一個程度にしておきましょう。
目薬草 飲むとそのフロア内の罠がすべて見えるようになります。拾ったらその場で飲んで問題ありません。
高飛び草 飲むとフロア内の別の部屋へワープします。数少ない緊急脱出手段ですが、安易なワープは危険です。透視の腕輪を装備し、マップですべてのモンスターが部屋の中にいないことを確認した上で飲みましょう。2〜3個持ち歩くといいでしょう。
明かりの巻物 読むと、フロアの構造や、アイテム・敵・階段の位置がわかります。拾ったらその場で読みましょう。

明かりの巻物と目薬草を同一フロアで使用した場合には、通過の腕輪を装備してフロアを探索するといいでしょう。
一時しのぎの杖 壷の洞窟では、この杖を使うと、次のフロアへ進むためには別のアイテムが必要となるので、本当の意味で一時しのぎとなります。しかし、透視の腕輪を装備していると、一時しのぎの杖を使うことによって階段の位置が明らかになるので便利です。ギャザーには無効です。
飛びつきの杖 この杖は、壷の洞窟における生命線です。基本的に、フロアスタート直後、2体以上のモンスターに隣接されている場合に使用することになります。それで脱出できれば問題ないのですが、うまくいかなかった場合には、数回飛びつきの杖を使用し、ターン数を稼いだ後に高飛び草を飲んで脱出すれば生存確率が高まります。2本程度持っておきたいです。
かなしばりの杖 モンスターを金縛ります。ギャザーには無効です。
場所替えの杖 敵と場所を入れ替えます。壷の洞窟では比較的よく使う杖です。ギャザーには無効です
吹き飛ばしの杖 アイテム、モンスター、階段を10マス吹き飛ばします。さらにモンスターには、5ポイントダメージを与えるので、洞窟マムルを一撃で倒すことができます。ギャザーには無効です。
とじこめの壷(未使用) 投げるとモンスターを閉じ込めることができます。また、モンスターを閉じ込めた壷を、別のモンスターや壁に向かって投げると、入っていたモンスターは目潰し状態で出現し、壁に当たるまで直進します。なお、ギャザーに向かって投げても、2ポイントのダメージに変換されて無効化されるので注意が必要です。常に3個ほど持ち歩きたいです。
とじこめの壷(洞窟マムル) 壷の洞窟において、とじこめの壷に入れて持ち歩くと便利なのは、攻撃力が高いモンスターです。洞窟マムルは攻撃力が高い一方で、HPが5なので、5回攻撃したり、吹き飛ばしの杖ですぐ倒すことができる扱いやすいモンスターです。
とじこめの壷(パコレプキーナ) 壁や水脈の影響を受けないので、通路等で使いやすいです。
空間移動の壷 2つペアで使用します。ギャザーには無効です。
保存の壷が出ないので、アイテムの取捨選択が重要です。
持ち歩きたいアイテムは、
『透視の腕輪、よく見えの腕輪、通過の腕輪、おにぎり、高飛び草×3、飛びつきの杖×2、場所がえの杖、吹き飛ばしの杖、とじこめの壷(未使用)×3、とじこめの壷(洞窟マムル)×2、とじこめの壷(パコレプキーナ)×2、空間移動の壷×2』です。
腕輪3種類、高飛び草、飛びつきの杖、とじこめの壷、空間移動の壷以外のアイテムは、あくまで目安なので柔軟に対応してもらってかまいません。なお、とじこめの壷は、必ず未使用のものと、モンスターをとじこめたものの2種類を持ち歩きましょう。

U、出現するモンスター
モンスター名 特徴
ギョロつきヘビ にらみヘビ系Lv2のモンスターです。
ガンたれヘビ にらみヘビ系Lv3のモンスターです。
とうせん竜 コイツの挟み撃ち能力によって、助かることがあるかもしれません。とじこめの壷から出た目潰し状態のとうせん竜が、他のモンスターを倒すと、ドラゴンヘッド(スルードラゴン)が誕生します。
ダギャン 攻撃されても一撃だけなら耐えることができます。
ダギャダギャン ダギャン系Lv2のモンスターです。ダギャンに比べて格段に強くなっています。とじこめの壷から出た目潰し状態のダギャダギャンが、他のモンスターを倒すと、ダギャギャギャンが誕生します。
タウロス 痛恨の一撃を放ってきますが、壷の洞窟ではあまり関係ありません。とじこめの壷から出た目潰し状態のタウロスが、他のモンスターを倒すと、 ミノタウロス(メガタウロス)が誕生します。
パコレプキーナ パコレプキン系Lv2のモンスターです。壁や水脈の影響を受けず、混乱したように移動するモンスターです。とじこめの壷から出た目潰し状態のパコレプキーナが、他のモンスターを倒すと、 パコレプキングが誕生します。
マスターチキン チキン系Lv2のモンスターです。とじこめの壷から出た目潰し状態のマスターチキンが、他のモンスターを倒すと、グレートチキンが誕生します。グレートチキンは倍速で移動するので、狭い通路では大変です。また、マスターチキンが、他のモンスターに攻撃され一定ダメージを受けると、レベルダウンしてチキンとなります。
人面岩 ダギャンと同様に、攻撃されても一撃なら耐えることができます。ただし、ダギャンよりも攻撃力が高いので、最大14ポイントのダメージを受けることがあります。また、人面岩系のモンスターは、初期状態では透視の腕輪に位置が表示されないので、高飛び草を飲むときは注意しましょう。なお、他のモンスターと同様に、Lv2、3のモンスターにレベルアップする可能性がありますが、目潰し状態の人面岩は、シレンが隣接していないと攻撃アクションを起こさないので、ほとんど見る機会はないと思います。
洞窟マムル 攻撃力・防御力ともに非常に高いモンスターですが、HPは5しかありません。吹き飛ばしの杖で一撃です。
ギャザー 31階以降出現する、杖や壷などのアイテムが効かない強力なモンスターです。コイツをやりすごすには、高飛び草を飲むか、飛びつきの杖で距離をとるか、空間移動の壷でワープするか、目潰し状態のモンスターに攻撃させるくらいしかありません。

V、テクニック
フロアスタート直後の
緊急脱出テクニック
図の要素 詳細
全く余裕がないとき ■■■■■■■■■□□□□□□■□□□□□□□■■□□□□□□□■□□□□■■□□□□■■■■■■■■■ :シレン
:ギャザー
□:床
■:壁
フロアスタート直後、2体のギャザーに隣接されており、どうにもならない状況です。
(持ち物)
・高飛び草
・飛びつきの杖〔1〕
・空間移動の壷〔1〕×2
(1ターン後) ■■■■■■■■■□□□□□□■□□□□□□■■□□□□□■□□□□□■■□□□□□□■■■■■■■■■ :シレン
:ギャザー
□:床
■:壁
左上へ飛びつきの杖を使うことによって、1ターンの余裕ができました。あとは、通路内で「小ワープ」のテクニックなどを使うことによってやり過ごすことができます。
(注意事項)
フロアスタート直後に高飛び草を飲むと、別の部屋にいるモンスターの隣に着地する恐れがあるので、できる限り避けたいです。高飛び草を飲むのは、できれば透視の腕輪を装備した上で、マップをよく見て、すべてのモンスターが通路内に2マス以上深く入っていることを確認した上で飲みたいです。
場所がえの杖の使い方 図の要素 詳細
場所がえの杖は通路で使え ■□■■■■■■□□□■■■■□□□□■■■■□□□□□□□□□■■■■□□□□■■■■■ :シレン
:タウロス
:床
■:壁
現在、シレンは場所がえの杖を持って通路にいます。そして、1マス空けて、タウロスが部屋にいます。

(注意)
この直後、タウロスに向けて、場所がえの杖を振っても、やり過ごすことが出来ず、高い確率で敵がシレンに向かって来てしまいます。
(1ターン後) ■□■■■■■■□□□■■■■□□□□■■■■□□□□□□□□□■■■■□□□□■■■■■ :シレン
:タウロス
:床
■:壁
シレンが右に移動すると、タウロスも通路に入ってきました。

モンスターが完全に通路内に入ったので、この敵に向けて、場所がえの杖を振ります。
(2ターン後) ■□■■■■■■□□□■■■■□□□□■■■■□□□□□□□□□□■■■■□□□□■■■■■ :シレン
:タウロス
:床
■:壁
タウロスは、シレンの存在を認識せず、右へ行ってしまいました。

場所がえの杖は、シレンとモンスターが同一通路内にいるときに使うと、その敵を完全にやり過ごすことが出来ます。ただし、シレンや敵が通路のコーナーにいる場合は、うまくいかないときがあります。可能な限り、曲がり角のない場所で行いましょう。
かなしばりの杖の使い方 図の要素 詳細
敵は部屋の入口で金縛れ ■□■■■■■■□□□■■■■□□□□■■■■□□□□□□□□□■■■■□□□□■■■■■ :シレン
:モンスター(金縛り)
:床
■:壁
図の位置で、ギャザー以外のモンスターを金縛ります。
(数十ターン後) ■□■■■■■■□□□■■■■□□□■■■■□□敵敵□□□□□敵敵■■■■□□□□■■■■■ :モンスター(金縛り)
:モンスター(通常)
:床
■:壁
そうすると、ほとんどのモンスターを一ヶ所に集めて、やりすごすことができるようになります。
O字型」の部屋などで実行すると効果が高いです。
とじこめの壷の特徴 図の要素 詳細
壁に当てる ■■■■□■■■■■■■↑■■■■□□□□□■■□□/□□□□□□□□□□■■□□□□□□■■□□□□□□■ :シレン
:壷の敵(目潰し)
/:壷の飛行方向
↑:の進行方向
:床
■:壁
モンスターの入ったとじこめの壷を壁に向かって投げると、出現したモンスターは、最初必ず上方向へ移動しようとします。
別のモンスターに当てる ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□□■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ :シレン(足元に壷)
:モンスター(通常)
:床
■:壁
通路の右から、2体の敵(先頭の敵はギャザーではない。)が連続して向かってきました。
(1ターン後) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□□敵敵□□■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ :シレン(足元に壷)
:モンスター(通常)
:壷の敵(目潰し)
:床
■:壁
右方向へモンスターの入ったとじこめの壷を投げると、先頭の敵に当たり、壷から目潰し状態のモンスターが出現します。敵に当たって出現したモンスターは、必ず当たった敵のいる方向へ移動しようとするので、図の場合、最初右へ移動しようとします。これにより、シレンは安全になりました。
空間移動の壷の利用法 図の要素 詳細
小ワープ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□□□■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ :シレン
:モンスター
:床
■:壁
空間移動の壷の最も基本的な使い方です。

現在、1倍速の敵に、左から追いかけられている状況です。
(1ターン目) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□□□□■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ :シレン(足元に壷)
:モンスター
:床
■:壁
シレンは、足元に、空間移動の壷を置きました。
(4ターン目) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□□■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ :シレン
:モンスター
:空間移動の壷
:床
■:壁
1ターン目に置いた壷と、敵との距離が1マス開きました。
(5ターン目) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□□□□■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ :シレン(足元に壷)
:モンスター
:床
■:壁
シレンは、もう一方の空間移動の壷に入って、完全に敵をやり過ごすことができました。足元の壷を忘れずに拾っておきましょう。

モンスターハウスのあるフロアなど、空間移動の壷がたくさん落ちているフロアでは、うまくいかないときがあります。ある程度覚悟しておきましょう。

W、注意事項
注意事項 詳細
上下の移動時 シレンGB2で通常表示される画面は、図のように、横のマス数に比べて縦のマス数が少なくなっています。つまり、上下に移動するときは、より慎重に移動する必要があるということです。

1画面に表示される範囲 図の要素 備考
:シレン
:1マス分
:0.5マス分
1画面に表示される範囲は、シレンを中心として、上へ3.5マス分、下へ4マス分、左へ4.5マス分、右へ4.5マス分です。

X、フロア別出現罠
壷の洞窟では、罠が原因で倒れることも多いです。また、ころび石や丸太の罠で、腕輪にヒビが入ることがあるので注意しましょう。
フロア 罠名
1〜2 回転盤・ころび石・バネ・丸太の罠
3〜98 回転盤・警報装置・ころび石・鈍足の罠・バネ・丸太の罠

Y、階層別攻略
階数 特に注意すべきモンスター 備考
1〜30 人面岩
パコレプキーナ
壷の洞窟は、透視の腕輪を手に入れてからが本当のスタートです。1〜3階までに透視の腕輪が手に入らなければ、リセットしてやり直したほうがいいです。透視の腕輪が入手できたら、マップをよく見てモンスターの少ないと場所から探索を始めましょう。このとき、アイテムにはあまり執着せず、階段が見つかったら次のフロアに進んだ方がいいです。これは、無理して遠いアイテムを取りに行ったとしても、かえって無駄にアイテムを消費してしまうことが多いからです。執着するのは、水脈の中洲にアイテムがある場合だけにしましょう。また、壷の洞窟は、おにぎりがあまり出ないので、ハラヘリ対策のためにも粘るのは得策ではないです。

フロア探索中は、基本的に透視の腕輪を装備します。そして、部屋に一歩入ったとき、一瞬だけよく見えの腕輪を装備して罠の位置を確認します。移動時に踏みそうな罠は、Aボタンを押して明らかにさせておきましょう。その後、再び透視の腕輪を装備して、フロア探索を続けます。

次のフロアへ進む前の準備として、よく見えの腕輪に装備することをオススメします。理由は、次のフロアスタート時、モンスターが近くにいた場合、逃げるときに罠を踏まないようにするためです。敵をやりすごしたら、透視の腕輪を装備しましょう。
31〜98 人面岩
パコレプキーナ
ギャザー
この31階から、とじこめの壷や杖等が効かない、ギャザーが出現します。空間移動の壷のテクニックや、とじこめたモンスターを利用したテクニックなどを駆使してやりすごしましょう。

Z、特殊構造フロア別攻略
壷の洞窟で出現するフロアのパターンは、以下のとうりです。なお、モンスターハウスは発生しないようです。
フロア名 フロアイメージ(縮図) 図の要素 特徴
O字型 :床
:掘れる壁
:外壁
とりあえず、透視の腕輪を装備し、マップをよく見て、モンスターの少ない方に進みましょう。
九つ部屋型 :床
:掘れる壁
:外壁
「O字型フロア」の中心に、もう一部屋はめ込んだような構造をしています。なお、真ん中の部屋に通じる通路は様々な組み合わせがあります。とりあえず、透視の腕輪を装備し、マップをよく見て、モンスターの少ない方に進みましょう。
外周型 :床
:掘れる壁
:外壁
壷の洞窟において、最も死亡率の高いフロアです。小部屋が4つしかないので、スタート直後、2体以上のモンスターに隣接されていた場合、高飛び草を飲んだとしても、別の部屋でやられることが多いです。こればかりはどうしようもありません。飛びつきの杖があれば、数ターン稼ぐことができるかもしれませんが、やはり厳しいです。なお、部屋が水脈によって囲まれている場合には、通過の腕輪を装備して、水脈上を移動すれば簡単にクリアできます。
十字路型 :床
:掘れる壁
:外壁
小部屋が10もあるので、階段を発見するまでに時間がかかります。さらに、フロアの構造上、モンスターと鉢合わせすることが多いので注意しましょう。十字路が壁ではなく水脈によって構成されている場合には、通過の腕輪を装備して水脈上を移動しましょう。なお、左上と右下の行き止まり通路と、左下と右上の部屋へ向かう通路のつき方は、違う場合があります。
その他 構造に特徴の無いフロアが、敵の行動を予測しづらいという点で、もっとも厳しいといえるかもしれません。マップをよく見て、モンスターの少ない所から探索しましょう。

クリアすると、何と!・・・「冒険の履歴に、『壷の洞窟に99Fまで到達』の文字が!・・・_| ̄|○」(反転)

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